ちびねこ☆ひとりごと

独り言とは、頭の中にあることを口に出して耳に入れることで脳に定着させる行為である。ちびねこは、脳が小さいので更に文字におこして記録することで記憶を補おうと、企んでいるのです。ちびねこの独り言。別名、ちびねこの忘備録。

私はペット。

 

時々、貴方に反抗したくなる時、

右に行ってって言われて、左に行きたくなる時、

なんで右なのよぉって、反発したくなる時。

それでも、言う通りに右に行ったら。

この道の、この桜並木を君に見せたかったんだ、とか。

ここのたこ焼き美味しいんだよ、君に食べさせたかったんだ、とか。

そんな思いがけない優しさを。

え?そうきたか・・・と、想像の斜め上いく貴方の優しさを。

良かった、言う通りにしていて。

良かった、反発しなくて。

 

 

時々、貴方に文句を言って後悔もする。

散々、文句を言った数日後に、なんかどうでも良くなって、

あれ?なんで私こんなに拘ってたんだろう、とか。

なんでこんなに、執着してたんだろう、とか。

ホントにどうでも良くなって。

やっぱり言わなきゃ良かったって。

後悔、後悔、後悔。。。

 

そう、いつもそう、私ばっかりからまわり。

いつも我慢してるような、頑張り過ぎちゃってるような、

いつもいつも貴方に合わせてばかりの毎日。

でも、貴方は私に強要したりしていない。

我慢しなさいとか、もっと頑張れとか、言ってない。

 

もっと楽にしてていいよって。無理しなくていいよって。

好きにしていいよって、言ってくれるのに。なぜ。

 

イイコでいたいのかな。

よしよし、偉いね、頑張ったねって。言って欲しいだけなのかな。

頑張らない私を、責められたくないだけなのかな。

 

だって、あなたの言う通りにしていたら、きっと。

間違いないのだもの。

私の小さな脳みそで考えるより、

ぜったい間違いないのだもの。

 

だから、あなたに付いていく。

あなたのそばにいる。

あなたの言う通りにする。

 

 

お手と言われたらお手をする。

待てと言われたら、いつまでも待つ。

私はあなたのペット。

優しく髪をなでる貴方に、うっとり寄りかかる

私はペット。

 

 

時々、夜鳴きするかもしれない。

反抗して、ちょっと噛みついちゃったりするかもしれない。

 

だけど、優しく、教えてね。

ダメだよって、優しく叱ってね。

決して捨てないでね。

 

いつまでも、いつまでも、そばにいてね。